社会学の三大名著

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・エミール・デュルケーム『自殺論』(1897年)

・マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1905年)

・ゲオルク・ジンメル『社会学』(1908年)

三大社会学者」の代表著書。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(通称『プロ倫』)は、社会学というよりは社会科学の名著として読み継がれてきた。社会学の中では宗教社会学のカテゴリーに入り、当然純粋理論面での貢献は少なくなる。『自殺論』も宗教社会の比較を通して論を進めていくが、こちらは理論社会学に寄与するところ多大であった。『社会学』も後世の理論社会学に大きな影響を及ぼしたものの、その難解さと超大さのためか、日本では『プロ倫』や『自殺論』ほど読まれていない。現代の日本で最も流通している社会学の本はおそらく、同じ『社会学』でもアンソニー・ギデンズ『社会学』(初版1982年)だろう。