三大交響曲

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交響曲の大家による三大交響曲

・ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」(1824年)

・ブラームス 交響曲第4番ホ短調(1885年)

・マーラー 交響曲第9番ニ長調(1909年)

「交響曲の大家」を3人選べということになれば、真っ先に名前が挙がるのがベートーヴェン。次にブラームス。そして3番手にブルックナーとマーラーが並ぶ。一昔前ならブルックナーだったようだが、マーラーはこの半世紀で一気に見直され現在はこちらがやや優勢。同じようにここ十数年で急激に評価が高まっているのがショスタコーヴィチ。もう十数年後にはマーラーに代わってショスタコーヴィチ、あるいは原点回帰でハイドンが浮上している可能性も。

そのベートーヴェン(1770年~1827年)、ブラームス(1833年~1897年)、マーラー(1860年~1911年)が最後に完成させた交響曲が上の3曲。ベートーヴェンは第3番「英雄」変ホ長調(1805年)と第5番「運命」ハ短調(1808年)、ブラームスは第1番ハ短調(1876年)と第3番ヘ長調(1883年)、マーラーは第5番嬰ハ短調(1902年)と第6番イ短調「悲劇的」(1904年)が特に同じくらい力こぶを入れた傑作としてよく聴かれ、どれが最高傑作かは個人や聴く年齢によって分かれる。

日本における三大交響曲

・ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」(1808年)

・シューベルト 交響曲第7(8)番「未完成」(1822年)

・ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」(1893年)

日本の演奏会のプログラムでよく「三大交響曲」として選ばれるのが上の3曲。この3曲に次いで人気なのが、モーツァルトの交響曲第40番ト短調(1788年)、ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」(1808年)、同第9番ニ短調「合唱付き」、ブラームスの交響第1番ハ短調、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調「悲愴」(1893年)あたりだろうか。