日本の大学群

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国公立大学

東京一工

東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学。

日本の最難関大学4校。社会科学系単科の一橋と理工系単科の東工は2校で一つともいえる。

地帝(地方旧帝国大学)

北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学。

東京・京都・大阪を除いた旧帝国大学(旧帝)4校。入試難易度において、大阪は上記の「東京一工」とこれらの間に位置し、神戸の社会科学系や東京外大もこれらを凌ぐ。また近年、東北・名古屋・九州の3校と北海道との差が広がりつつある。

筑横千首

筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京。

いずれも首都圏に本部を置く総合大学。近年、下記の埼玉も含めた首都圏の国公立大学の入試難易度は大きな伸びを見せており、上記の「地方旧帝国大学」との入試難易度による差異化が難しくなっている。また、国立理工系大学群「電農名繊」の4校もこの「筑横千首」から下記の「5S」レベルとされる。

金岡千広

金沢大学・岡山大学・千葉大学・広島大学。

金沢・岡山・広島の3校は地方の中核都市圏に本部を置く総合大学。千葉は上記の「筑横千首」にも含められように首都圏に所在し、入試難易度においてもこれら3校との差を広げつつあることから、同じ旧六医科大学(旧六)の中でも地方の熊本や新潟を含めるほうが同質性を保つことができるだろう。

5S

埼玉大学・新潟大学・信州大学・静岡大学・滋賀大学。

埼玉・滋賀の2校は大都市近郊に所在し、新潟・信州・静岡の3校は地方の中核都市圏に本部を置く。入試難易度においても、埼玉と後者の差は広がりつつある。また、埼玉・新潟・信州・静岡の4校は総合大学であるのに対して、滋賀は社会科学系が中心で地方国立大学の中ではやや特殊な位置づけとなる。

5山

山形大学・富山大学・山梨大学・和歌山大学・山口大学。

いずれも大都市ないし政令指定都市の隣接県に本部を置く総合大学。上記の「5S」以上とは入試難易度においても差は開くものの、大都市ないし政令指定都市からのアクセスが比較的良好なことから、地方の国立大学の中では中位に位置する。

STARS

佐賀大学・鳥取大学・秋田大学・琉球大学・島根大学。

島根・鳥取・秋田・琉球の4校は大都市からのアクセスが良好とはいえない県に本部を置く総合大学。佐賀は福岡に隣接しておりアクセスも悪くないが、いずれも入試難易度において地方の国立大学の中では下位に位置する。

私立大学

早慶上智

早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学。

日本の最難関私立大学3校。いずれも東京に本部を置く総合大学といえるが、上智はその設立過程からも人文系が中心で、社会科学系や理工系はやや弱い。そこでバランスを取るために、理工系が中心の東京理科大を加えた「早慶上理」という括りも見られる。

MARCH

明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学。

いずれも東京に本部を置く総合大学。明治の農学部や中央の法学部など、上記の「早慶上智」に匹敵する学部も存在する。入試難易度において同等レベルとされる学習院を加えた「GMARCH」や「G-MARCH」という括りも増えつつある。

関関同立

関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学。

いずれも京阪神に本部を置く総合大学。入試難易度においても歴史的重要性においても、この中では同志社が頭一つ抜けている。長らく上記の「MARCH」と対比される形で存在感を放ってきたが、近年入試難易度の点で差を広げられつつある。

成成明学獨國武

成蹊大学・成城大学・明治学院大学・獨協大学・國學院大學・武蔵大学。

いずれも首都圏に本部を置く文系中心の大学。理系学部を設置しているのは成蹊のみとなる。入試難易度において上記の「MARCH」と下記の「日東駒専」の間に位置する。かつては成蹊・成城・明治学院の3校のみによる「成成明学」という括りのほうが使用されていた。また、東京の私立理工系大学群「東京4理工(四工大)」も文理の違いはあるものの同等レベルとされる。

日東駒専

日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学。

いずれも東京に本部を置く総合大学。駒澤と専修は理工系学部を設置していないことから文系中心の大学といえる。日大と東洋は私立大学の中では理系に力を入れており、特に日大の生物資源科学部は上記の「MARCH」の理系学部に匹敵するレベル。

産近甲龍

京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学。

いずれも京阪神に本部を置く総合大学。近大は東京の日大や東洋と同じく私立大学の中では理系に力を入れており、農学部は上記の「関関同立」の理系学部を超えるレベルともいわれる。

資料:日本の大学偏差値ランキング