東京特別区
大阪市
名古屋市
「日本三大都市圏」の中心都市。純粋な都市人口や密度でいえば、横浜市が名古屋市に代わる。大正から昭和初期にかけて東京、大阪以下は、京都、神戸、名古屋、横浜の4都市が横並びであったが、戦後に入って名古屋と横浜が一歩ずつ抜け出した。近年は拠点性の面からも、九州最大の都市である福岡が名古屋に迫る勢いを見せている。
「日本五大都市」ということになれば、「日本三大都市」の東京特別区、大阪、名古屋に、福岡と北海道最大の都市である札幌を加える。なお、1943年から1956年にかけて施行されていた政令指定都市制度の原型ともいえる「五大都市行政監督特例」では、大阪、京都、神戸、名古屋、横浜の5都市がこれに指定されていた。
資料:日本の都市ランキング
補足
近世から近代にかけては、江戸、京、大坂のいわゆる「三都」が存在感を放っていた。大坂の陣で大坂が一時的に停滞し、江戸幕府の本格的な発展にともなって江戸は京をも抜き、1700年代にはロンドン、パリを超える世界初の100万都市になっていたと考えられる。それ以前においては、京、奈良、鎌倉がその歴史的重要性から「中世の三都」とされる。ただしこれは、「関西の三都」(京都・大阪・神戸)に類した近年になって生み出された造語だろう。
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