在職日数による三大名総理
・伊藤博文(第1・5・7・10代)
・桂太郎(第11・13・15代)
・佐藤栄作(第61・62・63代)
在職日数は、桂太郎(2886日)、佐藤栄作(2798日)、伊藤博文(2720日)、吉田茂(2616日)、そして現職の安倍晋三(2017年8月3日現在、2048日)の順となり、以下、小泉純一郎(1980日)、中曾根康弘(1806日)、池田勇人(1575日)、西園寺君(1400日)、岸信介(1241日)と続く。
評論家による三大名総理
・伊藤博文(第1・5・7・10代)
・山県有朋(第3・9代)
・原敬(第19代)
どちらかというと保守寄りの福田和也『総理の値打ち』(2005年)では、伊藤博文が91点、山県有朋が85点、岸信介が81点、原敬が73点、加藤高明が72点、佐藤栄作が72点、鈴木貫太郎が71点。どちらかというとリベラル寄りの八幡和郎『歴代総理の通信簿』(2013年)では、伊藤博文、原敬、吉田茂、池田勇人が10点、山県有朋、桂太郎、東久邇宮稔彦、幣原喜重郎、大平正芳、小渕恵三が9点。どちらからも高い評価を得ているのが上の3人。
一般知名度による三大名総理
・伊藤博文(第1・5・7・10代)
・吉田茂(第45・48・49・50・51代)
・小泉純一郎(第87・88・89代) or 安倍晋三(第90・96・97代)
各時代を代表する内閣総理大臣として、人々の記憶に永遠に残り続けることになるのは、明治の伊藤博文、昭和の吉田茂、平成の小泉純一郎 or 安倍晋三だろう。昭和はインパクトの面で田中角栄が吉田に迫る。平成は2017年8月現在、記録の面でも記憶の面でも小泉と安倍が横並びといったところだが、安倍が2021年までの最大任期を全うすれば当然優位に立つ。