日本人の三大精神疾患

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・気分障害(双極性障害・抑うつ障害など)

・統合失調症

・神経症性障害(不安障害・強迫性障害など)

学術的には、精神疾患は「精神障害」と換言されることが多く、精神病(精神病性障害)は精神障害の一種とされる。かつては精神医学の教科書にも「三大精神病」として「精神分裂病・躁鬱病・癲癇」の名が記されていたが、現在では、癲癇は神経疾患の一種とされ、双極性障害(躁鬱病)は広義の精神病に含まれることはあるものの、抑うつ障害(うつ病)とともに気分障害として切り離され、統合失調症(精神分裂病)だけが狭義の精神病として収斂されつつあるようだ。

厚生労働省の2013年度「患者調査」によると、疾病別内訳は、「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」が111万6千人、「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が77万3千人、「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」が72万4千人、「認知症(アルツハイマー病)」が53万4千人と続く。認知症は「認知症(血管性など)」の14万4千人と合わせて67万8千人に上り、この数年の傾向からもこれからさらに増える見込み。