三大ピアノ協奏曲

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ドイツ三大ピアノ協奏曲

・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」(1809年)

・シューマン ピアノ協奏曲イ短調(1845年)

・ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調(1881年)

三大ヴァイオリン協奏曲」のように定まったものはないが、これにならってドイツ音楽のメインストリームより選ぶと上の3曲。いずれも時代の空気を体現したこの分野を代表する名曲。ベートーヴェンは第4番ト長調(1806年)も趣の異なった名曲として愛好され、ブラームスは第1番ニ短調(1859年)がよりパトスの迸った力作として知られる。リストのピアノ協奏曲第1番変ホ長調(1856年)も演奏頻度は高い。

日本における三大ピアノ協奏曲

・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」(1809年)

・チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調(1875年)

・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1901年)

日本国内での知名度や演奏頻度より選ばれたものと思われる(例:清水和音「三大ピアノ協奏曲の饗宴」)。これにショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調(1830年)を加えると「四大ピアノ協奏曲」となるようだ(例:中村紘子「四大ピアノ協奏曲集」、横山幸雄「四大ピアノ協奏曲」)。他にも、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調(1785年)、グリーグのピアノ協奏曲イ短調(1868年)、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番ハ長調(1921年)、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調(1931年)など、ピアノ協奏曲の分野は有名曲が目白押し。